2018年12月確認時点に書いた化粧品・薬用化粧品の効能範囲です。
規制は時代によって変更されることもありますので、情報が古い場合もあります。
〇〇時点をご確認の上、ご覧ください。
※2022年10月確認時点では、効能範囲に特に変更はありません。
化粧品の効能範囲
- 頭皮、毛髪を清浄にする。
- 香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える。
- 頭皮、毛髪をすこやかに保つ。
- 毛髪にはり、こしを与える。
- 頭皮、毛髪にうるおいを与える。
- 頭皮、毛髪のうるおいを保つ。
- 毛髪をしなやかにする。
- クシどおりをよくする。
- 毛髪のつやを保つ。
- 毛髪につやを与える。
- フケ、カユミがとれる。
- フケ、カユミを抑える。
- 毛髪の水分、油分を補い保つ。
- 裂毛、切毛、枝毛を防ぐ。
- 髪型を整え、保持する。
- 毛髪の帯電を防止する。
- (汚れをおとすことにより)皮膚を清浄にする。
- (洗浄により)ニキビ、アセモを防ぐ(洗顔料)。
- 肌を整える。
- 肌のキメを整える。
- 皮膚をすこやかに保つ。
- 肌荒れを防ぐ。
- 肌をひきしめる。
- 皮膚にうるおいを与える。
- 皮膚の水分、油分を補い保つ。
- 皮膚の柔軟性を保つ。
- 皮膚を保護する。
- 皮膚の乾燥を防ぐ。
- 肌を柔らげる。
- 肌にはりを与える。
- 肌にツヤを与える。
- 肌を滑らかにする。
- ひげを剃りやすくする。
- ひげそり後の肌を整える。
- あせもを防ぐ(打粉)。
- 日やけを防ぐ。
- 日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ。
- 芳香を与える。
- 爪を保護する。
- 爪をすこやかに保つ。
- 爪にうるおいを与える。
- 口唇の荒れを防ぐ。
- 口唇のキメを整える。
- 口唇にうるおいを与える。
- 口唇をすこやかにする。
- 口唇を保護する。口唇の乾燥を防ぐ。
- 口唇の乾燥によるカサツキを防ぐ。
- 口唇を滑らかにする。
- ムシ歯を防ぐ(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
- 歯を白くする(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
- 歯垢を除去する(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
- 口中を浄化する(歯みがき類)。
- 口臭を防ぐ(歯みがき類)。
- 歯のやにを取る(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
- 歯石の沈着を防ぐ(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
- 乾燥による小ジワを目立たなくする。
平成23年7月21日薬食初0721第1号医薬食品局長通知「化粧品の効能効果の範囲の改定について」より抜粋
薬用化粧品の効能範囲
シャンプー
- ふけ・かゆみを防ぐ
- 毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ
- 毛髪・頭皮を清浄にする
- 毛髪・頭皮をすこやかに保つ
- 毛髪をしなやかにする
リンス
- ふけ・かゆみを防ぐ
- 毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ
- 毛髪の水分・脂肪を補い保つ
- 裂毛・切毛・枝毛を防ぐ
- 毛髪・頭皮をすこやかに保つ
- 毛髪をしなやかにする
化粧水
- 肌あれ・あれ性
- あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびを防ぐ
- 油性肌
- かみそりまけを防ぐ
- 日やけによるしみ・そばかすを防ぐ
- 日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ
- 肌をひきしめる
- 肌を清浄にする
- 肌を整える
- 皮膚をすこやかに保つ
- 皮膚にうるおいを与える
クリーム・乳液・ハンドクリーム・化粧用油
- 肌あれ・あれ性
- あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびを防ぐ
- 油性肌
- かみそりまけを防ぐ
- 日やけによるしみ・そばかすを防ぐ
- 日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ
- 肌をひきしめる
- 肌を清浄にする
- 肌を整える
- 皮膚をすこやかに保つ
- 皮膚にうるおいを与える
- 皮膚を保護する
- 皮膚の乾燥を防ぐ
ひげそり用剤
- かみそりまけを防ぐ
- 皮膚を保護し、ひげをそりやすくする
日やけ止め剤
- 日やけ・雪やけによる肌あれを防ぐ
- 日やけ・雪やけを防ぐ
- 日やけによるしみ・そばかすを防ぐ
- 皮膚を保護する
パック
- 肌あれ・あれ性
- にきびを防ぐ
- 油性肌
- 日やけによるしみ・そばかすを防ぐ
- 日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ
- 肌をなめらかにする
- 皮膚を清浄にする
薬用石けん(洗顔料を含む)
<殺菌剤主剤のもの(消炎主剤を合わせて配合するものを含む)>
- 皮膚の清浄・殺菌・消毒
- 体臭・汗臭及びにきびを防ぐ
<消炎剤主剤のもの>
- 皮膚の清浄、にきび・かみそりまけ及び肌あれを防ぐ
間違いやすい効能
「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」
化粧品にも薬用化粧品にもありますが、それぞれ規制が異なります。
化粧品は、紫外線防止作用による日焼け止めなどでの予防です。
薬用化粧品は、紫外線防止作用による日焼け止めなどでの予防、日焼けによるしみ・そばかすを防ぐスキンケアの効能による予防です。
薬用化粧品の効能範囲に書かれてないこと
薬用化粧品の効能は効能範囲に書かれてるものが基準です。
ただし、薬用化粧品は商品個別で効能が承認されます。
その為、範囲外の効能が商品個別で承認されている場合があります。
化粧品・薬用化粧品と医薬品の差
よく勘違いされるのが、化粧品・薬用化粧品の効能が治すことだと思われることです。
それぞれ効能が違いますので、主な特徴だけ書かせていただきます。
かなりざっくりめなので、私の解釈も含めての分け方です。
細かい違いは書いてません。
個別の商品の違いには例外がある場合もございますので、あくまで参考程度にしてください。
化粧品・薬用化粧品
「汚れを取り除く」「保つ」「予防する」などの効能のサポートです。
「保つ」は、保湿・ハリ・ツヤなどです。
「予防する」に関しては、化粧品より薬用化粧品が効能範囲が広めです。
薬用化粧品は商品によっては、「改善する」も認められています。
医薬品
「治す」「改善する」
カテゴリー上、化粧品や薬用化粧品より効能は高めです。
化粧品や薬用化粧品と違って、必要な状態の時に使うものです。
化粧品や薬用化粧品はスペシャルケアを除けば、毎日使える前提で作られます。
当ブログにも関わること
冒頭にも述べましたが、化粧品・薬用化粧品の効能範囲は時代により変化します。
その変化により、当ブログ内の文章も予告なく変更・削除される場合があります。
可能な限りは見直しするようにしてますが、古い記事では手直しが行き届いていない場合があります。
その際は、ご容赦頂けますようお願い申し上げます。
ありがたくもご指摘を頂けた際には、訂正させていただく所存です。